
Vol.02|基幹システムに埋もれた「業務知識」——AI時代の企業資産はどこにあるか
既存システムに残っている業務知識を知ろうとしても、コードを読むだけでは十分ではありません。コードから分かるのは、システムが実際にどんな処理をしているかです。なぜその処理が必要なのか、現場でどのように使われているのかまでは、コードだけでは分からないことがあります。 そこで、運用ログや設計書、手順書も合わせて見ます。書かれていることと実際の動きが合っているかを確かめ、食い違いがあれば、その理由を調べます。 もう一つ大切なのは、一度整理した知識も、業務が変われば古くなるということです。最初にどれだけ丁寧につくるかだけでなく、その後も更新できる仕組みが必要になります。 前回は、AIの進歩によって、これまで人手では割に合わなかった作業が現実的になりつつあること、そして知識は一度つくって終わりではないことを書きました。今回は、この二つの中身を順に見ていきます。








